JJCLIP#29 子供の熱さましの薬はアセトアミノフェンが一番なのでしょうか?

まさひろ@メディカル担当です.
薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせでございます.

平成27年度第10回薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせ

開催日時:平成28年1月31日(日曜日)
■午後20時45分頃 仮配信
■午後21時00分頃 本配信
なお配信時間は90分を予定しております.

※ツイキャス配信はこちらから→http://twitcasting.tv/89089314

ツイキャス司会進行は、精神科薬剤師くわばらひでのり@89089314先生です.
ご不明な点などありましたら, 薬剤師のジャーナルクラブFacebookページから、又はtwitterアカウント@pharmasahiroまでご連絡いただけると幸いです.

[症例 26:子供の熱さましの薬はアセトアミノフェンが一番なのでしょうか?」

【仮想症例シナリオ】
あなたはとある街のドラッグストアに勤務する薬剤師です.
年始の忙しさもちょうど落ち着いてきた1月末, とある男性がお店を訪ねてきました.
「幼稚園に通う5歳の娘がまた熱っぽいんだ. これって以前小児科を受診させた時にもらった薬を飲ませた方がいいのかな?それともまた受診して、別の薬をもらった方がいいのかな?早く元気になってほしいんだよねぇ…」

[男性の情報]
いつも当薬局で日用品の買い物から本人、ご家族の処方箋調剤も受け付けている常連さん
奥さまと共働きで, 今日は自分が娘さんの幼稚園のお迎え当番

[娘さんの情報]
特に喘息などの現病はなし
二週間前に近隣の小児科から解熱剤としてカロナール®が屯用処方され, 現在も残薬が数回分あるとのこと

あなたは, 小児の解熱薬でカロナール®以外にも妥当なものがあるかどうか調べたところ,
ちょうどお目当ての論文を見つけることができたので, その場で早速読んでみることにしました.

[文献タイトルと出典]
Paracetamol plus ibuprofen for the treatment of fever in children (PITCH):
randomised controlled trial.
Hay AD et al., BMJ. 2008 Sep 2;337:a1302
PMID: 18765450
PubMed:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18765450
PDF → http://www.bmj.com/content/bmj/337/bmj.a1302.full.pdf
(全文フリーで入手可能)

[使用するワークシート]
ランダム化比較試験を10分で吟味するポイント:
http://j.mp/jjclipsheet1
@syuichiao先生のブログより)


新年あけましておめでとうございます.
今年もJJCLIPをどうぞ宜しくお願い申し上げます.

暖冬も暖冬である今日この頃, 皆様ご体調はいかがでしょうか.
インフルエンザが例年と比べ流行していないとはいえ, くれぐれもご無理のないように, です.

さて, 小児の解熱薬.
アセトアミノフェンが真っ先に思いつくのはいいとして,
「本当にそれが今も妥当なのか?」
「もしアセトアミノフェンが飲めなかったら, 何か他に代替案はないのだろうか?」
「そもそも小児の熱を冷ますこと自体がどこまで妥当なのだろうか?」

そんな臨床疑問から生まれたシナリオです.
エビデンスと実臨床をつなぐ架け橋へ.

いつものように, 放送中に頂くコメントへは随時お答えさせていただきます.
皆様にとって, 貴重で愉しい抄読会となれるよう鋭意努力いたします.

それでは, ネットの世界で皆様とお会いできることを心待ちにしております.

薬剤師のジャーナルクラブ(Japanese Journal Club for Clinical Pharmacists:JJCLIP)とは、薬剤師がEBMを実践するための学びの場を提供するSNSコミュニティです.現在は@89089314先生、@syuichiao先生、そしてわたくし@pharmasahiroの3名をコアメンバーとして運営しております.