Monthly Archives: May 2016

JJCLIP#33 コレステロールを下げる薬で病気をどれだけ予防できるのでしょうか?

まさひろ@メディカル担当です.
薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせでございます.

平成28年度第2回薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせ

開催日時:平成28年5月29日(日曜日)
■午後20時45分頃 仮配信
■午後21時00分頃 本配信
なお配信時間は90分を予定しております.

※ツイキャス配信はこちらから→http://twitcasting.tv/89089314

ツイキャス司会進行は、精神科薬剤師くわばらひでのり@89089314先生です.
ご不明な点などありましたら, 薬剤師のジャーナルクラブFacebookページから、又はtwitterアカウント@pharmasahiroまでご連絡いただけると幸いです.

[症例 30:コレステロールを下げる薬で病気をどれだけ予防できるのでしょうか?」

【仮想症例シナリオ】
あなたは, とある街の薬局の薬剤師さんです.
今は5月下旬, GW前後の仕事の慌ただしさもようやくひと段落してきました.

来局される患者さんの流れが途切れて, ちょっと一息入れようとしたところ,
当薬局をかかりつけとしてくださっている方が来局され, 処方箋を出されて次のような質問をされました.

「自分みたいな年齢になればみーんなコレステロールの薬を飲んでいるよね. 今大きな仕事をしているし, できれば定年までしっかり働きたい. ふと思ったんだけれど, この薬を飲んでいれば, 自分も含めて, みんなちゃんと心臓とかの病気を防げるのかな?こういう質問って, あんまり病院ではできないんだよねぇ…」

[患者情報]
会社の重役を務めている50代なかばの男性
これまでに特に目立った病気をしていないが,
健康診断で脂質異常症と高血圧を指摘された3年前より, 以下の薬を服薬中

内服薬:
プラバスタチン錠10mg/Nx1
アムロジピン錠5mg/Nx1

あなたは, 目の前の患者さんにとって, この薬が本当に将来起こりうる疾患の発症を予防できるのか, 早速ネットで検索をしてみました.

すると, 当該薬剤についての論文を見つけることができましたので, その場で読んでみることにしました.

[文献タイトルと出典]
Primary prevention of cardiovascular disease with pravastatin in Japan (MEGA Study): a prospective randomised controlled trial.
Nakamura H et al.
Lancet. 2006 Sep 30;368(9542):1155-63.
PubMed:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17011942
PMID:17011942

フルテキストの入手についましてはPfizerPROのホームページ(要会員登録)
http://pfizerpro.jp/cs/sv/lancet/lancetC_D/generalcontents/1259694916988?aid=top_1st_document
もしくは, 論文タイトルでGoogle検索をかけるか, もし入手方法が分からない場合は,
主宰メンバーTwitterアカウント, Facebookメッセンジャー等でご連絡いただければ幸いです.

[使用するワークシート]
ランダム化比較試験を10分で吟味するポイント:
http://j.mp/jjclipsheet1
@syuichiao先生のブログより)


今回も前回に引き続き, 初学者さまを対象とした抄読会を企画させていただきました.

「身近な薬と病気こそリスクとベネフィットを具体的に」
第2弾でございます.

前回では時間の都合上, あまり解説できなかったところにも触れたいと思っております.

エビデンスと実臨床をつなぐ架け橋へ.

いつものように, 放送中に頂くコメントへは随時お答えさせていただきます.
皆様にとって, 貴重で愉しい抄読会となれるよう鋭意努力いたします.

それでは, ネットの世界で皆様とお会いできることを心待ちにしております.

薬剤師のジャーナルクラブ(Japanese Journal Club for Clinical Pharmacists:JJCLIP)とは、薬剤師がEBMを実践するための学びの場を提供するSNSコミュニティです.現在は@89089314先生、@syuichiao先生、そしてわたくし@pharmasahiroの3名をコアメンバーとして運営しております.